このエレクトラム杯は猛禽が上下二段に闊歩する構成で、マルリク出土の金杯の側面に立体的に表現された猛禽の意匠に通じるものがあります。
マルリク杯は猛禽の頭部が立体的に表わされていますが、この線彫で表わされた二重円の目、翼と頭胴部の羽と羽毛の描き分けなど多くの類似点をもっています。
Ezat O. Nagahban/ Praehistorische Bronzefunde-Metal Vessels from Marlik/ Myunchen 1983,5
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