シトゥラ(水取容器)にはそれを立てるスタンドがついていた可能性もあり、比較的直径の小さい輪の付いた牛脚が見つかっています。
1.オックスフォード・アシュモレアン博物館
2.ベルリン古代史博物館:a)高9.5cm、 支持環径6.9cm
b)高15.1cm、径7.8cm
3.ディビッドウェルコレクション:高8.5cm、径6.5cm
これらは径が6〜8cmのシトゥラを支える可能性があったと思われますが、アシュモレアンとベルリンa)にはいわゆるBull-man(牛人)の姿が装飾されています。
このように器を支えるものとしての牛の要素には重要なものがあったことが想像されます。
関連美術品
牡牛装飾脚杯