この壺は、発色剤の釉薬を厚く塗ったため焼成中にその一部がガラスに変化し、その結
果緑色がかった表面を呈するにようになった。釉薬の一部は口縁内にも流れこんでいる。口縁には八本の線が赤褐色の釉薬によって平行に引かれているが、その釉薬は口縁内にまで達している。

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施釉壺