催事スケジュール1998 |
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秋のオープン
●9月1日(火)〜12月15日(火)
信楽高原の秋は足早にやってきます。山々から夏の熱気が去り、静寂な落ちつきを見せ始める頃、MIHO MUSEUM の展示も秋の装いに変わります。南館は昨年秋のオープンの展示構成を保ちながら、徐々にこれまで展示されなかった作品を新たに加えつつ、11月3日から始まる開館一周年記念展示に向かってさらに一層の充実度を加えて行きます(詳細は4、5ページ )。
一方、北館には従来の日本美術に11月3日より朝鮮美術の展示室が加わり、ここに古代エジプトから西アジア、ギリシャ・ローマ、南アジア、中国、そして朝鮮、日本へと至る壮大な文明の架け橋が完成します(詳細は6、7ページ)。 西から辿るか、東から遡るか。文明の物語は果てもなく広く、深く、人類の創造力は限りなく逞しい。 秋季も土曜日は夜8時まで開館。夜のMIHO MUSEUM、桃源郷から望む名月も忘れられない光景となるでしょう。
<休館のお知らせ>
北館は一周年記念展示準備のため、10月20日(火)から11月1日(日)までは休館となり、南館のみの展示となります。ご了承下さい。
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開館一周年記念展
●11月3日(祝)〜12月15日(火)
昨年11月のオープン展の感動を再び。重要文化財焔摩天像(11月3日〜8日まで期間限定展示)をはじめ、今回初めて展示される名宝を含めてMIHO MUSEUM のコレクションが揃います。
11月2日(月)には、前夜祭が行われ、フランスのアンサンブルフィリドールにより宮廷音楽の調べがかなでられます(招待者のみ)。 グランドオープンより1年を経て、国内外の評価が高まることに、スタッフ全員喜びを覚えております。一周年を機にさらに飛躍していきたいと願っております。 ![]() アンサンブルフィリドール
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![]() 亀形香炉 青銅・金・銀象嵌/漢時代 前206−220年【11月3日から12月15日まで展示】
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展示品解説
毎週金曜日/午前11:00 午後2:00
当館学芸員によるギャラリートーク
秋の講演会
■9月5日(土)午後2:00
「MIHO MUSEUM の供養天像と雲岡石窟」
片山寛明(MIHO MUSEUM)
■10月4日(日)午後3:00
「新発見の早期チベット銀器/MIHO MUSEUM の鍍金銀皿」(仮題)
マーサ・カーター博士アジア・インスティチュート
■11月(予定)
「MIHO MUSEUM のアルシノエ2世像について」(仮題)
アリエル・コズロフ博士(元クリーブランド美術館キューレーター)
「古代美術の真贋判定について」(仮題)
ピーター・マイヤース博士(ロサンゼルス・カウンティ美術館)
![]() レクチャーホールでの講演会風景
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ヨーロッパMIHO MUSEUM 所蔵品展
会場:ウィーン美術史博物館
会期:1999年6月〜10月頃
会場:ライデン国立古代博物館
会期:1999年12月〜2000年3月頃
オーストリア、ウィーンの美術史博物館は、一時ネーデルランド、スペインをも支配し、640年にわたってヨーロッパに君臨したハプスブルグ家歴代の君主によるコレクションを収蔵する世界有数の美術館です。建物は20年の歳月をかけて建造され、1891
年に開館しました。中世以降の彫刻、工芸、古楽器などの他、エジプト、ギリシャ、ローマなどの古代美術のコレクションに特色をもっています。
またライデン国立古代博物館は、1818年、オランダの大学都市ライデンに国王ウィレム1世によって設立されました。ここにはエジプト、西アジア、ギリシャ、ローマ美術など2万3千点以上の美術品が収蔵されています。現在改装工事が行われており、その完成を期して行われる記念すべき展覧会にMIHO MUSEUM コレクションが選ばれました。 この2つの展覧会は、MIHO MUSEUM のエジプト及び西アジアコレクションのヨーロッパにおける初公開となります。 ![]()
ウィーン美術史博物館
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