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![]() ![]() ![]() お客様に召し上がって頂くものは、添加物を入れず、自然のもので作りたい。 ![]() |
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![]() ![]() ![]() サンドイッチが食べたいな、卵にポテト、チーズやお野菜……MIHO MUSEUM の喫茶パインビューでは、かわいらしい盛り付けのサンドイッチが出てきます。ところが食べてみると、意外にお腹がいっぱいになる一皿、いったいそのひみつは……? ![]() まず、一番人気の古代米サンドから、ご紹介しましょう。写真中央の白いココット皿に入っているのが、それです。この古代米サラダをパンに乗せてパクッと一口……古代米のぷつぷつ感に野菜のみじん切りの風味が……あ、いける……。具のにんじん、きゅうり、いんげん、たまねぎ、しいたけの素揚げ、ひとつひとつの味が生きています。野菜はこんなに小さいのに。そして、それらを調和させるドレッシングの、ちょうどいい味加減。自然素材100%の飼料で育てた鶏の卵からマヨネーズを作り、玉葱おろしや砂糖、塩、レモン汁、酢、オイル数種を合わせますが、その日の野菜の味を見て、調合は変化します。自然の野菜のお味というのは、時期や産地で千変万化、すべてがぴたりと調和すると、抜群に食欲を誘うリッチな一品に変身です。 ![]() ところで古代米とは、発掘によって発見された古代のお米が、千年以上の時を超えて芽を出し、今日広く栽培されるようになったものです。使われているのはその中の黒米を、農薬・化学肥料を使わずに育てたもので、まさに古代の米の味。古代米のぷつぷつ感、さっと焼いた小型パンのさくさく感、やさいのしゃりしゃり・しっとり感、合わせてお楽しみ下さい。 ![]() さて続いては卵サンド、ゆで卵の黄身とマヨネーズが渾然一体となって、お口の中にまったりと拡がります。塩味パンがやさしく包み、濃厚なのに卵臭くありません。つるんとした白身が心地よく舌にころがり、控えめな味付けが次の一口を誘います。ああ、いっきに食べてしまいそう。 ![]() 続いてポテトサンドでは、じゃがいもの小さな粒が、口の中でとろけます。マヨネーズの柔らかな酸味に、炒めた玉ねぎ・にんじんが甘みを添え、きゅうりのスライス、コーンやいんげんなど、季節の野菜が変化を付けます。ポテトの味も千変万化。ねっとりするもの、ほくほくするもの、甘いもの、さっぱりしたもの、その日のポテトをどう料理するか、毎日が新しい出会いです。 ![]() ところでポテトサンドは、一部海外ではポピュラーでないのだとか。そこで海外の団体などには、ご注文に応じて、バーガーウィートサンドが登場します。これは、ひき割り小麦を蒸して乾燥、使うときにふやかして野菜のみじん切りと合わせ、ハンバーグ風に焼いたもの。トマトソースやレタスといっしょにパンに挟むと、かなり満足のいく食べ応えです。仕入れによっては、クリームチーズサンドも登場します。これも自然飼料100%で育てた乳牛のチーズに、季節のフルーツを挟んだもので、豊かな甘みがお菓子のようにおいしく、特に女性に人気です。 ![]() さて最後に、全体をピッと締めるのがピクルスです。このピクルス、生産者の方が心を込めて作って下さっています。やっぱり農薬・化学肥料を使わずに育てたきゅうりやにんじんの、一番いい時期を見定めて収穫。甘酢漬けにするのは、必ず奥さんがなさいます。不思議なことに誰が手をかけるかで、味が変わるのだとか。食べ物のお味って、本当に不思議なものですね。 ![]() 食材の命を頂き、たくさんの人の手塩にかけてつくられる一皿のサンドイッチ、どうぞお召し上がり下さいませ。そうだ、クレソンの風味も絶品ですから、ぜひお忘れなく。 |