騎馬女子
黄釉加彩 唐時代 麟徳元年(664) 高37.2cm
陝西歴史博物館蔵

黒い帽子をかぶり、背筋をピンの伸ばして乗馬する颯爽とした姿、目を上げて前方を見つめる表情には、はつらつとした明るい気分があふれている。
7世紀後半の女子俑を代表する名品で、この頃に700年代の初頭輝かしい女子俑へと続く道筋が定まったともいえる。

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化粧する女子
三彩 唐時代 高47.4cm 陝西歴史博物館蔵

椅子に腰を下ろし、元来、左手に持った鏡に自らを写して、化粧していたものと思われる。
葬られた墓主自身の生前の姿を写したものとも想像されているこの俑は、
鮮やかな三彩を自在に使い分けた華麗な装いと、その秀逸な容貌から700年代ごく初頭の女子俑の代表的な名品として知られている。
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