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尾形乾山(けんざん)(1663-1743)は、京の呉服商雁金屋(かりがねや)・尾形宗謙(そうけん)の三男として生を享けました。5歳上の兄、天才的画家として後世に名を残すことになった尾形光琳とともに、多くの芸術作品を残したことで知られています。 ![]() 乾山が歿してすでに260年が経ちましたが、「乾山」として今日に伝わる作品は陶芸のみならず絵画、書も含め、実に膨大な数にのぼります。乾山作品には、俗気を脱したおおらかで文人的な洒脱味があり、即興的な作品もみられる絵画や書、大胆なデザイン感覚とともに乾山特有の芸術的滋味あふれるやきものなど、その作品は今なお人々の心を惹きつけてやみません。 ![]() 本展は、食器を中心としたやきもの本来の「用」の美にも焦点をあて、江戸時代の食文化を視野に入れながら、多角的に乾山の芸術世界に触れようとするものです。作品は国内のみならず、久方ぶりに海外から里帰りするものも含めて、合計約180点を展観します。 |
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銹絵牡丹図角皿 (光琳画) |
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![]() 色絵竜田川向付(10客) |
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