![]() ![]() 涼しい器に盛り上がる、夏の新鮮野菜たち。天辺には胡麻味噌つぶつぶ、青い大葉とみょうがを盛り付け、いただきまあすとお味噌を舐めると、なんと香ばしいその甘さ。 ![]() 夏野菜そうめんは、涼しさと元気を求める暑い季節にぴったりです。 ![]() それでは主役の野菜たちから、いくつかを紹介しましょう。どれも無農薬で作られた、こだわりの野菜です。 ![]() しっとり揚がった茄子のスライスは、身が詰まった米茄子のドカッと丸いやつ。へたのところが特においしいので、みんなに当たるよう櫛型に切ってあります。きゅうりはこれまた身が詰まって種が少ない地きゅうりです。なすのように丸い形で、原種の種から育てました。冷やしトマトは滋味に溢れ、干ししいたけは肉厚で、極めつけは甘くて鬆の入りにくい、嬬恋村の夏大根。「これほど野菜に適した土はない。」とお百姓さんが胸を張る、関東ローム層の黒土に育てられた、大根の逸品です。 ![]() 野菜の下には、カナダの小麦で作られた腰の強いそうめんが、たっぷりと盛り付けられています。このカナダの土地は、奇跡的に10年以上も農薬の入らない農地で、そのまま小麦を育てているのです。 ![]() ところでこの皿のおいしさは、その食べ方に秘密があります。麺を浸している上質のタレと天辺の胡麻味噌、みそだけで頂く甘く香ばしいそうめんあり、さっぱりしたタレで、つるりと通るのどごしの良さあり、胡麻味噌とタレを適度に混ぜながら、ひとくちひとくち微妙に味が変わっていきます。その上麺には次々と野菜がからみ、次はどんなお味かと夢中になっている内に、あっという間にお皿は空っぽ、おなかはいっぱいになるでしょう。 ![]() この夏野菜そうめん、野菜のうまさが命ですから、地物の夏野菜がある間しか作れません。ちょっと夏バテ気味の皆様、きっと食が進みますが、ひとくちいかがでしょう? *野菜の種類は、その時届いたものを使いますので、いろいろ変化致します。どうぞお楽しみに |
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MIHO MUSEUM のレストランと喫茶室では、こんな理想に向かい、食材を厳選して仕入れています。農薬も化学肥料も除草剤も使わないお野菜や果物はおいしくて、農薬を使った野菜を食べない虫や鳥たちに狙われるそうですが、貴重な収穫を届けて下さる、自然派のお百姓さんたちに私達は支えられています。![]() とうふやパン・お菓子は専用工房があり、野菜の下拵えは勿論、栗を剥くのもみかんジュースを絞るのも、材料から直接行っています。醤油やみりん・お酢をはじめ、日本で作るのが難しかった砂糖や塩も、ようやく自然の素材だけで作ったものが、手に入るようになりました。 |