
佐川美術館は2008年に開館10周年の節目を迎え、これを機にコレクションの主軸の一つである佐藤忠良氏の作品を改めて見なおす展覧会を開催致します。

かねてより佐藤氏には、ともに新制作派協会を創立した先輩でもある小磯良平氏の作品と、ご自分の作品を一緒に展示してみたいと希望されておりました。そこで、このたびの記念展では、佐藤氏と典雅で気品高い女性像を生み出してきた小磯氏との二人展を企画致しました。

本展では、モデルへのまなざしをテーマに両氏の作品に共通してみられる人物の一瞬の表情や、内面を捉えた作品を中心に展観いたします。いままで開催されたことがない夢の二人展を是非ご覧いただきたいと思います。