手に触れ、目で眺め、心で愉しむ…。日本では、料理や生活の空間に“うつわ”を取り合わせながら、自然の風情を愉しむ「やきもの」文化が育まれてきました。その伝統は今日まで受け継がれ、数多くのつくり手が現代の“うつわ”のあり方を日々模索しています。
また、つくり手の制作意識が多様化するなか、現代の陶表現は多彩な展開をみせています。陶の“かたち”は、つくり手の動機や経験、そして時代認識によるものともいえるでしょう。現代に陶で表現する意味を問いながら、独自の“かたち”を追求しています。
湖国の風土に育まれた近江の古陶磁や、現代感覚のクラフト製品などの生活“うつわ”。芸術表現としての“うつわ”、静寂と詩情をイメージさせる陶の“かたち”など。本展では、受容と変革を繰り返しながら、多様な展開をみせてきた陶表現の魅力に迫ります。
ルーシー・リー&ハンス・コパー「コーヒーセット」
1955年頃制作
関連企画
■ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
4月29日(水・祝)、5月24日(日)、6月14日(日)
時 間:
各日程とも、午後1時30分から2時30分(1時間程度)
参加料:
無料(但し当日の入館チケットが必要)
■一般向け体験講座〔事前申込制〕
「手にとって、使ってみたい 楽焼の“うつわ”に挑戦!」
日 程:
6月21日(日)−焼成:7月4日(土)・5日(日)実施
時 間:
午前10時30分〜午後3時30分
定 員:
15名(先着順)
参加料:
3,500円(展覧会チケット付き・焼成費を含む)
■子ども向け体験講座〔事前申込制〕
プロの陶芸家の仕事場を訪ねて…
「手にとって 、使ってみたい “お皿”をつくろう!」
日 時:
6月20日(土) 午前10時〜午後3時
講 師:
神山清子氏
定 員:
20名(先着順)
料 金:
1,000円(焼成費を含む)
*高校生(1,250円)、一般(1,920円)
【同時開催】 陶芸館ギャラリー
■「ミュージアム・スタジオ:“廃ガラス”
未来の素材探し/時代のデザイン探し」展
会期:〜4月26日(日)
■アーティスト・イン・レジデンス企画展
「井上俊一 − シガラキ金銀彩立器」
会期:5月17日(日)〜6月5日(金)
http://www.sccp.jp/
甲賀市信楽町勅旨2188-7
TEL 0748-83-0909
休館日:
月曜日(5月5日は開館)、展示替え期間(4月13日〜18日)、冬期休館(3月13日まで)
関口知宏
俳優・関口知宏氏が旅人となり、NHK番組『関口知宏が行くヨーロッパ鉄道の旅』、『関口知宏の中国鉄道大紀行 最長片道ルート36.000kmをゆく』の中で、多くの出会いや発見を通して得た体験や感動をスケッチブックに絵日記としてまとめられました。本展では、関口氏が描いた絵日記原画及び写真等を展示し、氏の辿った鉄道紀行の魅力に迫ります。
〈平山郁夫館〉 平山郁夫とシルクロード ─潤いの風景─
3月24日(火)─7月5日(日)
〈佐藤忠良館〉 佐藤忠良 ブロンズの詩 ─手で触れる─
4月2日(木)─7月20日(月)
〈樂吉左衞門館〉 ─異彩いろどり─樂吉左衞門・四つの釉景
4月2日(木)─9月13日(日)
昨年90歳となった太田大八氏は、1949年のデビュー以来、数多くの絵本原画と、児童書などの挿絵を描いてきました。その表現・描法は内容によって使い分けられ、新しい表現方法に挑戦するなど、幅広い内容と多彩さで、未だ他の追随を許しません。本展では太田氏の代表的な絵本原画を中心に氏と親交の深い作家の作品も展示し、日本における絵本の歴史とあわせてご覧いただきます。
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
守山市水保町北川2891
TEL077-585-7800
開館時間 :
9時30分〜17時
(入館は16時30分迄)
休 館 日:
月曜
(祝日の場合は翌日)
、3月30日から4月1日まで展示替えのため臨時休館