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「グランダーマ アルテ・デラ・ルーチェ」とはイタリア語で「偉大なる女性 光の芸術」を意味します。内側から光を放つようなもの、見る人の心を清らかにしてくれるようなもの、MIHO
MUSEUM創立者
小山美秀子(みほこ)(1910−2003)が求めたのはそうした作品でした。今年は小山美秀子の生誕100年にあたり、それを記念して、コレクションの原点である日本美術を中心に、東西の古代美術や、グランドオープン以降新たに蒐集された作品から、約90点を選りすぐり、創立者の言葉とエピソードも交え美の世界に誘(いざな)います。「美を求める心」で綴られたMIHOコレクションの精華をお楽しみください。 (※会期中、一部展示替えがあります) ![]() |
![]() ![]() 耀変天目茶碗 中国・南宋時代 12〜13世紀 重要文化財 |
「曜変、建盞の内の無上也、世上になき物也…」(『君台観左右帳記』)というように素地の土はいかにも黒く、濃淡の瑠璃色の星紋がちりばめられ、黄色、白色、濃淡の紺碧色などに変化する発色がまるで錦のような曜変が、茶碗の中で最高とされました。 |
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牡鹿型リュトン
小アジア/黒海沿岸地域 前4世紀〜前2世紀 新緑のような緑青に覆われた愛らしい牡鹿、春を告げる使者といった愛らしさがあります。きちんとそろえた前脚が、森の中から今まさに飛び出してきたかのようです。 ![]() |
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![]() ![]() 多くの川を渡りふたたび森の中へ(若林奮筆) 昭和61年(1986)(18枚の内) |