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夏期特別展
アジアのかざり へようこそ。
Dynamic Decoration in Asia
会期 7月10日(土)〜8月15日(日)
主催 MIHO MUSEUM 京都新聞社
後援 滋賀県/滋賀県教育委員会/NHK大津放送局/BBCびわ湖放送
協力 エフエム京都
監修 辻 惟雄(MIHO MUSEUM館長)
  人はどんなときに飾るのでしょうか。古より行われてきた、宗教的な祭祀、儀礼といった精神的な活動には、多くの飾りがみられます。超人的な力や自然の象徴で飾られた聖なる器がそれです。また、宮廷では豪華な装身具や調度を飾り、祭礼の折には一般民衆も着飾り、ハレの行事を彩りました。櫛やかんざしのような普段の道具にも、人々はかざりをつけて楽しみます。
  その中で人々は、生命への祈りや喜びなどの様々な感情を、ダイナミックな「かざり」として“かたち” を与え表現し、高揚させています。「かざり」には、彫刻、絵画などのジャンルなどありません。それ全体が国や民族によって特有の美しい色彩を放ち輝いているのです。
西アジア・中央アジア 動植物文脚杯
  人々が聖性を感じる動物や植物で飾られた器。そして、石や土などしか知らない人々は、祭礼の場で光り輝くこの金銀の器にどれほどの衝撃を受けたことでしょう。また、ペルシア王の崇高な姿は、そのまま神への尊崇の念を反映しているようです。
1 動植物文脚杯 
イラン北西部か 前1千年紀初期
MIHO MUSEUM蔵
王子と仔馬図大皿
王子と仔馬図大皿
2 王子と仔馬図大皿 
ササン朝ペルシア 4世紀─5世紀
MIHO MUSEUM蔵



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