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人はどんなときに飾るのでしょうか。古より行われてきた、宗教的な祭祀、儀礼といった精神的な活動には、多くの飾りがみられます。超人的な力や自然の象徴で飾られた聖なる器がそれです。また、宮廷では豪華な装身具や調度を飾り、祭礼の折には一般民衆も着飾り、ハレの行事を彩りました。櫛やかんざしのような普段の道具にも、人々はかざりをつけて楽しみます。
その中で人々は、生命への祈りや喜びなどの様々な感情を、ダイナミックな「かざり」として“かたち” を与え表現し、高揚させています。「かざり」には、彫刻、絵画などのジャンルなどありません。それ全体が国や民族によって特有の美しい色彩を放ち輝いているのです。 |
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