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Ancient Civilizations of the Americas 
Man, Nature and Spirit in Pre-Columbian Art
儀斧 マヤ 452年頃
裏 儀斧 マヤ 452年頃
表 首飾 チャビン/モチーカ 前500年〜後100年 黄金
			
古代ペルーの金は、男性原理のエネルギー、太陽を連想させました。金は反射する性質が尊ばれましたが、このような首飾は、それをつける王や首長の太陽とのつながりを暗示したのでしょう。
暦と文字

古代マヤでは記念碑などに創建者の名前を記すための文字が発達し、彼らの歴史を記録するためにいくつかの暦が使われました。この儀斧の形はトウモロコシの穂軸で、三枚組で帯から提げられました。表には一人の首長が、神々の時間である長期暦の大きな節目に、重要な儀式を行っている姿が刻まれ、裏面の文字でそれを説明しています。 首飾 チャビン/モチーカ 前500年〜後100年 首飾 チャビン/モチーカ 前500年〜後100年
首飾 チャビン/モチーカ 前500年〜後100年
亀文鉢 ミンブル 11〜12世紀
暦と文字

古代マヤでは記念碑などに創建者の名前を記すための文字が発達し、彼らの歴史を記録するためにいくつかの暦が使われました。この儀斧の形はトウモロコシの穂軸で、三枚組で帯から提げられました。表には一人の首長が、神々の時間である長期暦の大きな節目に、重要な儀式を行っている姿が刻まれ、裏面の文字でそれを説明しています。 獣形

古代アメリカの人々は、聖なる力、精霊を至る所に見出し、人間だけが動物よりも優れているとは考えませんでした。アメリカ・インディアンの創造神話で、亀は大洪水の後に大地を作った者であり、自然の恵みと生命の根源を象徴し、長寿と先祖供養に因んだ存在でした。こうした鉢は副葬の際、穴を穿たれて死者の頭に被せられることもありました。
儀斧 マヤ 452年頃
亀文鉢 ミンブル 11〜12世紀
球戯 染織

古代南アンデスの人々は世界で最も精緻な染織品を発達させました。織布は交易され、蓄えられ、大量に束ねて神々や祖先に捧げられました。この作品はJ形と階段状の三角形の布を各々絞り染などの染織法を使って作成し、互いの経糸緯糸を使い、つなぎ合わせて大きな布を作っています。古代アンデスの人々にとって織物は聖なるものであり、メソアメリカでの翡翠のように何よりも織物が尊ばれたのです。 亀文鉢 ミンブル 11〜12世紀
絞染めの裂 ナスカ/ワリ 700年〜850年 染織

古代南アンデスの人々は世界で最も精緻な染織品を発達させました。織布は交易され、蓄えられ、大量に束ねて神々や祖先に捧げられました。この作品はJ形と階段状の三角形の布を各々絞り染などの染織法を使って作成し、互いの経糸緯糸を使い、つなぎ合わせて大きな布を作っています。古代アンデスの人々にとって織物は聖なるものであり、メソアメリカでの翡翠のように何よりも織物が尊ばれたのです。 亀文鉢 ミンブル 11〜12世紀
ヨーク 600年〜900年
球戯

古代メソアメリカの全ての社会では球戯が行われました。ボールはゴムの塊で作られたもので、選手はヘルメットや、腰、膝、肘に防具をつけました。メソアメリカの神話では球戯は天体の運行、祖先の世界との交信と密接な関係がありました。この作品は本来は木で作られた腰の防具を儀式用に石で作ったものと思われます。
絞染めの裂 ナスカ/ワリ 700年〜850年
学術講演会 2011年7月10日(日) 午後2時 南館レクチャーホール
古 代 マ ヤ 暦 の 不 思 議
クリスターン・ヴィレラ
ニューメキシコ大学研究教授
入場無料 ただし入館料必要



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