Back Next Prev


展示スケジュール EXHIBITION 3月15日(木)〜6月10日(日)
7月20日(祝)〜8月19日(日)

特別講演会 5月27日(日) 14:00
シドニー・ゴールドシュタイン(セントルイス美術館副館長)

「MIHO MUSEUM の古代ガラス」(仮題)


特別展 古代ガラス ―エジプトから中国へ
   
宝石としてのガラス
古代において、ガラスは金銀にも勝る貴重な存在であり、色も形も自由に創ることができる魔法の宝石でした。世界のガラスコレクションにおける珠玉の名品を含んだ古代ガラス約200点を通して、ガラスに込められた人々の夢とロマンをお楽しみ下さい。

聖なる目的に捧げる、最高に贅沢なガラス
メソポタミア周辺でガラスが発明されてから、ガラスが宝飾品か宝器である時代が二〜三千年続きます。古代エジプトでは、ガラスは長い間ファラオの占有物でした。エジプトの青い 「ファラオ像頭部」 は、ガラスの巨大な塊を彫ったもので、エジプト新王国時代の現存する最大級のガラスであると共に、当時の人々にとっては、聖なる目的に捧げる最高に贅沢なものでした。

エジプシャンブルーとファイアンス

ガラスと並ぶ材質・エジプシャンブルーとファイアンスは、青い宝石をめざして作られた作品です。



透明なガラスの出現

色付きの不透明なガラスが主流であった時代に、やがて人々はガラスそのものの透明な美しさを発見します。ペルシャ人が手にしていた水晶に見まがうばかりの透明な大杯は人々の驚きの的でした。

中国のとんぼ珠
西方で作られたとんぼ玉、このユニークな玉が中国に伝えられ、工芸の極致とも言える程の細かい技が注がれました。東方ではとんぼ珠一個が、ありがたいパワーを持つ、特別な玉だったのです。



Back Next Prev