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乾山色絵竜田川図向付 
江戸時代(18世紀)


乾山色絵竜田川図向付
持国天立像【重要文化財】(部分)
平安〜鎌倉時代(12世紀)
持国天立像【重要文化財】(部分)
  仏法の護法神として、東方世界を守護するとされる持国天。本像は、もともと南都興福寺に伝来した一具の四天王像であったものです。

  等身大の堂々としたこの像は、桧材と思しき用材で一木造とし、頭部、両碗を別材製としています。甲冑を身につけているにもかかわらず、骨太で隆々たる肉付きの体躯を表し、短頸、瞋目(しんもく)の形相は重厚感に溢れ、動きの少ないポーズとも相まって、圧倒的な存在感を呈しています。

  治承4年(1180)の平重衝による南都焼討で興福寺も兵火に遭い焼失した経緯もあり、いつ、どの堂宇のために造像され安置されていたのか、その制作年代と当初の安置堂塔について諸説あるが、いずれにしろ、興福寺に伝来するにふさわしいすぐれた像であることに違いありません。また、本像は、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた明治初期、益田鈍翁によって救われた仏像のひとつでもあります。
桧扇(部分) 青磁陽刻蒲柳水禽文浄瓶 紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡禄【重要文化財】(部分)
桧扇(部分)
室町時代(14〜15世紀)
青磁陽刻蒲柳水禽文浄瓶
高麗時代(12世紀)
紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡禄【重要文化財】(部分)
平安時代(12世紀)



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