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ロイ・リキテンスタイン
「日本風の橋のある睡蓮」
滋賀県立近代美術館
ロイ・リキテンスタイン
「日本風の橋のある睡蓮」
一九九二年 国立国際美術館蔵
開館25周年記念 collection+
アメリカン・ハイ ─アメリカ美術の20世紀─
あの頃すべてが輝いていた
平成21年7月18日(土)〜8月30日(日)

開館時間:9時30分〜17時(入館は16時30分)
月曜日休館(ただし7月20日(月・祝)は開館、7月21日(火)は休館)
観覧料/ 一   般  750円(550円)
高大生 500円(400円)
小中生 300円(250円)
 (  )内は、前売および20名以上の団体料金
主催: 滋賀県立近代美術館、京都新聞社
後援: 滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、
びわ湖放送株式会社
  開館25周年を迎える本年、これを記念して、当館の収集の3本柱の一つである現代美術の収蔵品の中から、戦後アメリカ美術の名品を選りすぐってご紹介します。

  第二次世界大戦後にアメリカに台頭した抽象表現主義は、シュルレアリスムやネイティヴ・アメリカンの芸術などを吸収しながら、ヨーロッパのモダン・アートの枠組みを覆す、真にアメリカ的な絵画を生み出しました。一方、これに対する反発から生まれたネオ・ダダは、絵画の外側にある日常世界へと眼を向けました。60年代になると、大量生産・消費される工業製品やマスメディアが氾濫させる視覚的イメージをクールに描くポップ・アートが、アンディ・ウォーホルなどを中心に全盛を誇り、人工的で画一化されながらも卑俗でヴァイタリティに富むアメリカの都市生活を浮彫にしました。また60年代には、ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートなど多様な芸術も花開きました。この時期のアメリカは、ヨーロッパの前衛運動と呼応しながらも、常に世界の美術をリードしていたと言えるでしょう。

  今回の展覧会は、「collection+」と銘打って、当館の収蔵作品のほか、国立国際美術館所蔵の戦後アメリカ美術の名品を展示いたします。アメリカが最も光り輝いていた50年代・60年代を中心に、マーク・ロスコ、ジャスパー・ジョーンズ、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホルなど、戦後のアメリカ美術をきら星のように彩るアーティストの華麗な饗宴をご堪能ください。

 会期中の催し

 日曜美術鑑賞会(展示品解説) (申込み不要)
日時:8月2日(日) 13:30〜
講師:占部敏子(当館専門学芸員)
会場:当館講堂、聴講無料
  たいけんびじゅつかん「トローリたらたら絵画」
日時 8月22日(土)、23日(日)の2回、午前10時〜午後3時
内容 アメリカの画家モーリス・ルイスさんをまねて、布に絵の具を流して作品を作ります。出来上がった作品は、後日縫製して、手提げカバンにしてお渡しします。
対象 小中学校全学年とその保護者(保護者とお子さま一緒にお申し込み下さい)。
定員 各日15家族程度(定員を超えた場合は抽選となります)
 申込み締切: 8月7日(金) 必着(要事前申込み)
材 料 費 お一人様500円、大人の方は観覧料(団体料金:550円)が必要です。
応募方法 往復はがきに以下の内容をかいて、締切日必着で、下記の宛先までお送り下さい。
参加ご希望の日とワークショップ名「トローリたらたら絵画」
参加される方全員の氏名とふりがな、お子さまの学年、郵便番号と住所、電話番号、FAX番号(お持ちの場合)、希望する材料数(例・3名分希望)
宛先 〒520-2122滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
滋賀県立近代美術館「たいけんびじゅつかん係」
  サマー・ジャズ・ライヴ

*滋賀県立近代美術館友の会主催事業 (申込み不要)
日時 7月26日(日) 14:00〜15:00
出演 山口武デュオ(ギター:山口武、ベース:荒玉哲郎)
会場 当館講堂、入場無料

http://www.shiga-kinbi.jp/
大津市瀬田南大萱町1740-1
TEL 077-543-2111
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
美と食の巨人が挑んだ世界
特別展「没後50年 北大路魯山人展」

会期: 9月19日(土)〜12月13日(日)
 「美と食の巨人」とよばれた北大路魯山人(1883-1959)。その類い希なる審美眼により、多彩な分野に足跡を残しました。魯山人は日本各地のつくり手らと交流を重ね、自らの芸術の世界を広げていったことが知られていますが、広い人脈を持った一方で、魯山人の破天荒にして居丈高(いたけだか)な言動は、傲慢な人物評をも残し、作品が正当に評価されてこなかった点もあります。しかし徹底して美にこだわった、その個性的な生き様と彼が遺した作品は、今なお多くの人々を魅了し続けています。近年では、毎年何処かの会場で「北大路魯山人展」が開催されるなど、その人気の高さがうかがえます。

 没後50年を期に開催される本展では、魯山人の芸術活動の出発点となる書や篆刻をはじめ、絵画、漆芸、そして彼が最も力を注いだ陶芸作品など約230点をご覧いただきます。改めて魯山人の世界観を満喫していただけることでしょう。

北大路魯山人「色絵椿文鉢」

北大路魯山人「色絵椿文鉢」
昭和16(1941)年頃制作
滋賀県立陶芸の森
会期中の関連イベントから

ギャラリー・トーク(学芸員による展示解説)
10月4日(日)、11月22日(日)
午後1時30分から(1時間程度)
一般向け体験講座(事前申込制)
「魯山人風・椿文鉢に挑む」 定員35名
11月8日(日) 午前10時30分〜午後4時頃
講師:鈴木茂至氏(陶芸家・甲賀市指定無形文化財保持者)
定員:35名
参加費:4,500円(「北大路魯山人展」鑑賞チケット付き)
子ども向け体験講座(事前申込制)
「気分は巨匠・魯山人!ごちそうの日のはし置きを作ろう」
10月31日(土) 午前の部10:00〜12:30/午後の部13:30〜16:00
講  師: 津守愛香(陶芸家)
定  員: 午前、午後の部とも30名
参加費: 子ども940円/高大生1,460円/一般2,220円
http://www.sccp.jp/
甲賀市信楽町勅旨2188-7
TEL 0748-83-0909
開館時間 午前9時30分〜午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
休館日: 毎週月曜日
ただし9/21は開館、また10/12、11/23は開館し翌日振替休館します
冬期休館(12月14日から平成22年3月12日まで)
滋賀県立陶芸の森



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