陶芸の歴史の中で活躍したのは陶芸家だけではなく、土の魅力に魅せられて、彫刻家や画家たちも陶芸に挑戦しました。例えば、ジョアン・ミロやパブロ・ピカソらによる陶芸作品は、戦後の陶芸に刺激を与え、1950年代に世界各地で開花する造形的な新しい陶芸への後押しとなったといわれています。彼らのアプローチは、それまでの伝統や技法にとらわれていた陶芸の発想を越えて、新しい陶芸の可能性に気付かせました。思いどおりに変化する可塑性や自然との交感を感じさせる粘土は、さまざまな芸術家たちを魅了し、アートとの距離を近づけ、陶芸のもつ領域は広がりをみせました。
本展では、画家や彫刻家らが陶芸に挑戦した作品のほか、アートが関連しながら成熟してきた現代の陶芸の一断面を、日本やアメリカ、ヨーロッパなどの陶芸シーンから紹介します。
■主 催
滋賀県立陶芸の森/京都新聞社
■後 援
滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局
■協 力
大塚オーミ陶業株式会社
■会 期
平成24年3月3日(土)〜平成24年7月6日(金)(月曜休館, 4/30開館)
横尾忠則「1960s」1985
【関連企画】
◇ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
平成24年3月25日(日)、4月30日(月 祝)、5月4日(金 祝)、5月20日(日)
◇アーティスト・トーク イケムラ レイコ
(創作研修館/オープンスタジオ事業)
*聴講無料
日時:
平成24年4月8日(日) 13:30〜15:30
会場:
滋賀県立陶芸の森産業展示館信楽ホール
◇アーティスト・トーク きむら としろう じんじん
(創作研修館/オープンスタジオ事業)
*聴講無料
日時:
平成24年4月22日(日) 13:30〜
会場:
滋賀県立陶芸の森産業展示館信楽ホール
◇野点(のだて) きむら としろう じんじん
主催:滋賀県立陶芸の森、信楽ACT
≪“野点”(のだて)リハーサル見学≫
本番を間近にした野点のサポートスタッフとじんじんさんのリハーサルを見学できます。
日時:
平成24年4月12日(木)
会場:
滋賀県立陶芸の森 陶芸館周辺
≪野点(のだて)その1/信楽ACT≫
日時:
平成24年4月15日(日)
会場:
信楽窯元散策路(信楽ACT会場内)
参加費:茶碗絵付け 1500円、お抹茶 300円
≪野点(のだて)その2≫
日時:
平成24年4月21日(土)
会場:
信楽町内(現在検討中)
参加費:茶碗絵付け 1500円、お抹茶 300円
*
詳細は、3月中旬のちらしおよび当館ホームページをご参照ください。
◇アーティスト・トーク 舟越 桂
*聴講無料
日時:
平成24年6月3日(日) 14:00〜15:30
会場:
滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館信楽ホール
http://www.sccp.jp/
〒529-1804滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
TEL.0748-83-0909 FAX.0748-83-1193
開館時間
午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日
月曜日 但し月曜日が祝祭日の場合はその翌日
《ボタン》1967-69年 佐川美術館所蔵
会期 平成24年4月14日(土)
〜6月24日(日)
戦後日本の具象彫刻を代表する佐藤忠良(1912-2011)は、1912年7月4日に宮城県で生まれ、2011年3月30日に東京都杉並区のアトリエで98年の生涯を閉じます。一周忌を迎える2012年は、生誕100年の年でもあり、この機に佐藤忠良の創作活動を再検証する展覧会を開催いたします。
本展では、佐藤忠良の代名詞ともいえる《群馬の人》や《帽子・夏》など各時代の彫刻の代表作をはじめとして、戦前に描かれた絵本や表紙絵・挿絵を担当した戦後の雑誌といった出版物、依頼によって制作した肖像彫刻の石膏原型など、これまで紹介されることのなかった作品や資料を、宮城県美術館所蔵品を中心に展観いたします。
生誕100年の記念すべき年に、彫刻家・佐藤忠良のリアリズムの本質に迫ります。
〈平山郁夫館 平和の祈り〉
第T期展示
平成24年4月14日(土)〜7月16日(月・祝)
〈佐藤忠良館 ブロンズの詩〉
第T期展示
平成24年4月14日(土)〜7月8日(日)
〈樂吉左衞門館 守破離〉
樂吉左衞門襲名30周年記念
17歳の初造りから今日までの自選茶碗展
平成24年4月14日(土)〜9月23日(日)
観覧料
一般1,000円(800円)、高大生600円(400円)、中学生以下無料
※ただし、保護者の同伴が必要
*( )内は20名以上の団体料金
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
守山市水保町北川2891
TEL077-585-7800
開館時間 :
9時30分〜17時
(入館は16時30分迄)
休 館 日:
月曜日
(祝日に当たる場合はその翌日)