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展示スケジュール
E x h i b i t i o n s

MIHO MUSEUM 夏の開館
1999年7月20日(火・祝)から8月22日(日)
[8月23日(月)から8月31日(火)まで休館いたします。]


North Wing所蔵品展 うるしに見る日本の美
重要文化財 紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡録
重要文化財
紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡録
平安時代後期 12世紀

「Japan」といえば漆工芸をさす言葉として使われていることでも分かるように、漆芸品は古くより、日本美術工芸の精華として広く海外にも知られてきました。今回、夏の開館では MIHO MUSEUM 所蔵品の中から43点を選び、「螺鈿」「茶道関係の漆工」「蒔絵」「根来と漆絵」等に分けて構成し、展観します。
奈良時代にその源を発する蒔絵の技法は、日本独特の漆工芸として発展しました。
螺鈿の作品としては、重要文化財 「紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡録(したんらでんほうそうげほうおうもんひらやなぐい)」 が注目されます。
妖しく輝く虹色の光は、洋の東西をこえて人々の心を魅了してきました。正倉院宝物中に見られる中国唐代に華開いた紫檀螺鈿という加飾技法を、わが国において平安時代に受け継ぎ見事に開花させた王朝文化の香り豊かな優品です。
その他、茶道に関わる漆工芸品や、日本独自の美意識に育まれた根来作品を、そして、春の開館に引き続き、朝鮮美術と乾山焼の作品を展示します。
枝垂桜蒔絵徳利
枝垂桜蒔絵徳利
桃山時代 16世紀

辟邪
辟邪 中国 前漢時代 前2世紀
South Wing企画展示 古代中国の動物たち


春に開催された企画展が、好評につき延長されることになりました。さまざまな表現を駆使して、動物たちを、ときに美しく、ときに躍動的に描いた古代中国の美術品をお楽しみください。

常設展示:エジプト、西アジア、南アジア、中国、ペルシャ



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