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中国には、天帝と人間界との仲立ちをする神獣として古くから龍や鳳凰の概念が存在し、祭祀に供えられる獣も同様に天と地、鬼神と人間を結ぶものと考えられました。 |
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彩漆虎座鳥架鼓
前4〜前3世紀 ![]() |
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そして有史以前よりこれらの霊獣の形象は儀式に使う器を形づくり装飾してきました。戦国時代(紀元前5―3世紀)には様々な獣を組み合わせた霊獣の生き生きとした表現が多く見られますが、それは殷代以来の鬼神の祭祀を重んじる伝統に由来する豊かな心象を表現しています。 鹿は狗とともに死者の昇天を助け護るはたらきがあると考えられ陪葬されました。 後にこの鹿は彫像で代用されるようになり、同時に鹿角を頭に戴く人形や龍の姿として表したものや、同様に鹿角を戴く鳳凰と虎を組合わせた像になっていったと考えられます。これは特に中国南部の戦国時代の楚で盛んに行われ、木と漆そして本物の鹿角で作られた「鎮墓獣」が多く発見されています。今回はこの楚の「鎮墓獣」四体を含む戦国時代を中心とした霊獣表現をお楽しみ頂きたいと思います。 |
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彩漆木彫鹿 前4〜前3世紀 |
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