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展示スケジュール EXHIBITION 春のオープン 3月15日(金)〜6月9日(日)
2002 年春季特別展「永青文庫の名宝」
  MIHO MUSEUM は、2002年に開館5 周年を迎えます。これを記念して、「永青文庫の名宝展」を開催いたします。永青文庫は、肥後五十万石の大名・細川家に南北朝時代から代々伝えられた美術品の宝庫として知られ、東京目白台の一画、江戸末〜戦後にかけて三万八千坪を有していた細川家の屋敷跡にあります。千利休、初代・藤孝(幽斎)、二代・忠興(三斎)以来、細川家の歴代当主は文武両道に秀で、数々の困難を乗り越え多くの美術品が受け継がれて今日に伝えられました。
  今展は、コレクションの中核をなす茶道具を中心に、中国美術、絵画・書、工芸等、多数の国宝重要文化財を含む約190点で構成される大規模な展覧会です。

国宝 柏木兎螺鈿鞍国宝 柏木兎螺鈿鞍
永青文庫
  永青文庫は、武蔵野の面影を止める目白台の一画に、江戸末期から戦後にかけて3万8千坪の広大な土地を有していた細川家の屋敷跡に、昭和25年、16代護立公により細川家の文化遺産の散逸を防ぐ目的で財団法人として設立された。

永青文庫 外観
  細川家は中世室町幕府の管領家の一門であり、細川藤孝(幽斎)を初代として、戦国時代に始まり、三代忠利の時、肥後熊本54万石を与えられ、有力な外様大名のひとつとして幕末に至った。この家に伝来する歴史的資料や美術品等の文化財を保存・研究し、一般に公開しているのが永青文庫である。名称は初代藤孝の養家の始祖細川頼有以下八代公の菩提寺である京都建仁寺塔頭、正伝永源院の「永」と藤孝の居城青龍寺城の「青」をとって護立公が名付けたもので、昭和47年より一般に公開を始め、翌48年には博物館法に基づく登録博物館となり現在に至っている。因に、現在の建物は旧細川侯爵家の家政所(事務所)として、昭和初期に建設された。

土曜日の閉館時間変更のお知らせ
2002年3月15日よりP.M.7:00 までとなります。



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