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◆国趾 紫香楽宮跡 (しがらきのみやあと)
天平14年(742年)聖武天皇は、大仏建立の大願を発し、この地に離宮を造立、ここを都と定めました。しかし二年後の天平16年、都は再び平城京に移されたため、大仏はここで完成されることなく、後に奈良の東大寺で実現されました。信楽の歴史の原点ともいえる離宮跡は、近年の発掘調査により、宮町遺跡で、今も残る礎石は、甲賀寺跡であることがほぼ確定しています。
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◆飯道神社 (はんどうじんじゃ)
水口・甲西両町にまたがる飯道山の山頂近くにある古社、飯道神社は、奈良時代に建立され、修験道の霊場として栄えました。後に兵火のために焼失、現在の本殿は江戸時代初期に再建されました。桃山時代の様式を示す本殿は国の重要文化財に指定されています。 麓から、30分程の道程は、甲賀流忍法の修行の場であったともいわれる山道だけに、ちょっとした登山となりますが、豊かな自然と、山頂近くからの展望が疲れを忘れさせてくれます。
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◆鶏鳴の滝(けいめいのたき)
三重県境に近い笹ヶ岳の山頂に古い寺跡があります。寺跡の閼伽池(あかいけ)には黄金の鶏が住み、元旦の朝に新年の幸を告げるという伝説にちなんで名付けられたのが鶏鳴の滝です。信楽の中心部から車で10分程、静かな林道を少し上ると「ザー」という音と共に水煙が見えてきます。澄んだ空気と美しい滝に心が洗われる癒しのスポットです。
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◆滋賀県立陶芸の森
信楽一望の高台にある「陶芸の森」には、信楽焼を展示紹介する「信楽産業展示館」、陶芸家を育成し、創作の芽を育むための「創作研修館」、陶芸専門の美術館「陶芸館」などがあり、今年で開館10周年を迎えます。陶芸の国際交流の場としてつくられたこの施設は、人とモノと情報が集う文化公園。野外展示場やウォーキングコースなどもあり、森林浴を楽しみながらの散策もできます。
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◆信楽伝統産業会館
信楽焼の歴史と今を紹介するこの施設では、古くは天平時代のものから、現代作家の斬新なやきものまで、貴重な作品が常設展示され、信楽焼の歩みを通観することができます。現代作品の展示は常時催され、陶芸の最新情報が常に発信されています。
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