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MIHO MUSEUM 開館5周年記念展
中央アジアの黄金の国―
古代バクトリア遺宝
前期:2002年7月20日(土)〜8月18日(日) 
後期:2002年9月1日(日)〜12月15日(日) 

ライオングリフィン
ライオングリフィン
銀製鍍金 前4世紀〜前2世紀
  アレクサンダー大王の東征以後、西中央アジアオクサス川谷周辺のバクトリア地域にはギリシャ人の植民が行われ、紀元前3世紀中頃そこにギリシャ人の支配するバクトリア王国が独立しました。ギリシャ・ローマの古典世界ではバクトリアを豊かで勇猛な人々の国と伝えて来ましたが、長い間コイン以外ではその存在を証明するものがなく、幻であるとまで言われていたのです。ようやく20世紀後半に二つの遺跡がみつかりそれが幻ではなく、同時に大英博物館の“オクサス遺宝”が彼らの神殿に由来するものと考えられるようになりました。今回初公開する一群の品々は“第二のオクサス遺宝”とも呼ばれ、ペルシャ文化とギリシャ文化が西中央アジアに産み出した古代バクトリアの華麗な文化と精神世界を生き生きと伝えるものです。
奉納金板
奉納金板
金 前4世紀〜前2世紀
馬車型装飾版
馬車型装飾版
金 前4世紀〜前2世紀



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