1 色絵阿蘭陀写市松文猪口
1 色絵阿蘭陀写市松文猪口/2 色絵竜田川図向付/3 銹絵牡丹図角皿/4 銹絵百合形向付/5 楓図
撮影=越田悟全(楓図以外) 2 色絵竜田川図向付 5 楓図
3 銹絵牡丹図角皿
4 銹絵百合形向付
2016年 秋季特別展
うま
  美し
うるは 乾山 四季彩菜
2016. 10/1 ㊏→12/11 ㊐
MIHO MUSEUMには60件余りにおよぶ乾山コレクションが所蔵されています。美術館の創立者・小山美秀子の好みのひとつに乾山のやきものや絵画があったということですが、大半は、かつてある老夫婦の蒐集されたものでした。その老夫婦は、いずれは銹絵の乾山作品の美術館を建てたいと夢見られていたそうです。しかし志半ばで断念、それらが散逸してしまうのはあまりにも忍びないということで、一括してMIHO MUSEUMのコレクションとして収蔵されることとなったのでした。
  平成16年(2004)に特別展「乾山 幽邃と風雅の世界」が開催されてより、12年の歳月が流れました。
またその展覧会と並行して制作され、現在当館館長を務める熊倉功夫もエッセイを寄せた乾山と料理の写真集は、その後、世界的な料理本のアワードであるグルマン世界料理本大賞の写真部門で、最優秀賞に3度も選ばれました。
  このたび、久方ぶりにそのコレクションをまとめて展覧いたします。和食がユネスコ無形文化遺産に登録された今日、あらためて食と器にスポットを当て、乾山の作品とともに、その美しい写真もご覧いただこうと企画いたしました。タイトルもずばり写真集と同じ「美し(うまし うるはし) 乾山 四季彩菜」。どうぞご賞味あれ。



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