EDO KALEIDOSCOPE
春季特別展 江戸の異国万華鏡―更紗・びいどろ・阿蘭陀
Sarasa, Bidoro, Oranda
会期 2014年(平成26年)3月15日(土)〜6月8日(日)
本年3月15日より一般入館料1,000円⇒1,100円に改定いたします。
主催:MIHO MUSEUM 京都新聞
協力:神戸市立博物館
後援:オランダ王国大使館/在大阪・神戸オランダ王国総領事館/滋賀県/滋賀県教育委員会/NHK大津放送局/BBCびわ湖放送/エフエム京都 AR(拡張現実)アプリ「カザスマート」で左上の万華鏡をかざすと、特別コンテンツが見られます!
  鎖国下の江戸時代、限られた窓口からとは言え、わが国には想像以上に豊富な舶来品がもたらされていました。なかでも、西洋との主要な懸け橋となったオランダの船に舶載され、遠き国より渡り来た新奇かつ美しい品々が、当時の日本人の心を強く掴んだことは言うまでもありません。その感動は、同じ頃ヨーロッパより伝わった万華鏡を覗くような心地ともいえるのではないでしょうか。
   本展では、江戸時代の様々な舶来品のうち、特にオランダ東インド会社が重要な役割を果たして輸入され人気を博したインド更紗、びいどろと呼ばれたヨーロッパガラス、阿蘭陀と呼ばれたデルフト焼を中心とする陶器を取り上げ、それらが当時わが国でどのように愛でられ、使われ、応用されたかを展覧します。江戸時代に舶来し伝世した数々の裂やうつわそのものと共に、更紗で仕立てた衣服や小物類、ヨーロッパ製ガラスの模倣から始まった和製びいどろ、乾山を始めとする阿蘭陀写など、様々な受容の形を概観します。
   数百年の時を経て現代まで伝えられた裂やうつわから、当時の日本人の美の基準を探ると同時に、外来の文物を見事に昇華させて自らの文化に取り入れる、卓越した美意識と技術に迫ります。
異国への架け橋
蘭館図絵巻 川原慶賀筆
  平戸そして出島を窓口とするオランダ東インド会社の貿易活動によって、様々な珍しい品々が日本へもたらされました。オランダが、鎖国下における唯一のヨーロッパとの通商国であったのです。
1 蘭館図絵巻 川原慶賀筆
   重要美術品
   長崎歴史文化博物館蔵
   展示期間:4月15日〜5月11日



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