阿蘭陀と阿蘭陀写
阿蘭陀祥瑞写水指

2 阿蘭陀祥瑞写水指
   MIHOMUSEUM蔵
   展示期間:全期
  磁器を目指しながら陶器を脱することができなかったデルフト陶が、むしろ、日本人の美意識に適ったのでしょうか。江戸時代に日本へ入ってきた作品は大切に伝世してきました。
乾山色絵阿蘭陀写花卉文八角向付
3 乾山色絵阿蘭陀写花卉文八角向付
   出光美術館蔵
   展示期間:全期
  陶工・尾形乾山の鳴滝時代、様々な試みの中で生まれた阿蘭陀写は、単なる写しを超えたオリジナリティーと完成度の高さを持っていました。
びいどろ─洋から和へ
4 グラヴェール紋章文蓋付きガラス大杯
   神戸市立博物館蔵
   展示期間:全期
  オランダ語で「ボカール(Bokaal)」、ドイツでは「ポカール(Pokal)」と呼ばれる脚付きで蓋をともなう酒杯です。当時、ヨーロッパ製ガラス器は、希少な贈答品として珍重されていました。

グラヴェール紋章文蓋付きガラス大杯

青緑色鶴首ガラス徳利・黄色鶴首ガラス徳利
5 青緑色鶴首ガラス徳利・黄色鶴首ガラス徳利
神戸市立博物館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
展示期間:全期
  こうした鶴首徳利は、長崎で1670年代には造られていたと推定され、遅くとも18世紀初期には大阪に製法が伝播し、やがて江戸でも製作されるようになります。ヨーロッパのガラスに倣いながらも、日本の風土に合った和ガラスを生みだした当時の技術と美意識に驚かされます。



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