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「蓮華弥勒(れんげみろく)」のコーナーでは、半跏思惟の姿をした菩薩像に焦点を当てます。釈迦の姿として始まり、半跏思惟像を通じて観音、弥勒としても崇拝されるようになったこの形式の菩薩像は、わが国に伝えられ、弥勒菩薩の代表的な姿として定着する一方、奈良時代には観音としても信仰を集め、半跏思惟の菩薩像は平安時代になると聖徳太子信仰と結びついて如意輪観音として尊ばれる半跏思惟像が生まれました。一方、平安時代以降に観音の象徴のように思われる蓮華を持った二臂(にひ)の弥勒像が見られるようになりました。 |
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台座に刻まれた銘文によって、丙寅の年(天智天皇5年666)に弥勒として造られたことがわかります。
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奈良時代に造られた岡寺の本尊、如意輪観音像の胎内に納められていたと伝えられ、この像を観音として信仰を集めていたと思われます。
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