円山応挙(まるやまおうきょ)筆
「孔雀牡丹図(くじゃくぼたんず)」
4 円山応挙(まるやまおうきょ)筆「孔雀牡丹図(くじゃくぼたんず)」
江戸時代/明和5年(1768)
絹本着色 1幅
【展示期間:8/6(火)〜18(日)】
  大きな尾を上へ振り上げて後ろを振り返る、一羽の雄の孔雀が描かれている。孔雀の体の丸みや重量感、岩のゴツゴツとした質感や牡丹の花弁の薄く柔らかな様子など、対象に合わせた描写がなされており、鮮やかな孔雀の羽と孔雀を取り囲むように大輪の花を咲かせる牡丹、薄青く著色された太湖石によって、華やかで装飾的な画面が作り出されている。
葛蛇玉(かつじゃぎょく)筆 
「鯉図(こいず)」
5 葛蛇玉(かつじゃぎょく)筆 「鯉図(こいず)」
江戸時代/18世紀
絹本著色 1幅
【全期間展示】
  葛蛇玉は江戸時代中期に大坂で活躍した絵師で、鯉を描くことを得意だった。土手が左右に迫る小川の水面に、桜の花びらが5枚浮かび、水中には1匹の鯉が泳いでいます。鯉の視線の先には、桜の花びらがあり、今まさに飲み込もうと身体をよじっている。画面の左から右へと吹く強風で、鯉の頭上の柳は、枝をしならせ、水面に波紋がおこっている。



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